複雑なWeb運営を効率化 社内教育とサポート体制でSEOの成果を引き出す新たな体制
| 社名 | コニカミノルタ株式会社 |
|---|---|
| 業種 | 電気機器メーカー |
| 事業内容 | デジタルワークプレイス事業、プロフェッショナルプリント事業、インダストリー事業、画像ソリューション事業 |
国内外に300を超えるWebサイトを展開するコニカミノルタ株式会社では、社内でのSEOリテラシーの差やテクニカル面での課題を抱えていました。そこで、改善のために導入いただいたのがSEOコンサルティングサービスSEO Dash! byGMOです。
今回は、コニカミノルタ株式会社 デザインセンター ブランドエクスペリエンス部の阿佐 崇様、コニカミノルタプラネタリウム株式会社 IT戦略グループの桑原 遼太様に、SEO Dash! byGMOを活用した事例についてお伺いしました。
多様なWebサイト運営を支える体制と、直面した課題
まずは自己紹介をお願いいたします。
阿佐さま:コニカミノルタ株式会社の阿佐と申します。ブランドエクスペリエンス部門のデジタルメディアグループに所属し、グローバル全体のWebサイトにおけるガバナンスと品質管理を担当しています。
具体的には、制作や運用に関する各種ガイドラインの策定や、それに基づいた施策の推進です。また、デジタルコミュニケーションデザインの観点から、戦略的に企業価値を高めていく取り組みも実施しています。
桑原さま:コニカミノルタのグループ会社であるコニカミノルタプラネタリウム株式会社の桑原と申します。
私はIT戦略グループと、全国プラネタリウム直営5館のIT担当をしています。業務に関しては、直営館のWebサイトやチケット・会員システムの運用、インフラ管理を担当するほか、BtoB事業では製品サイトの更新やコンテンツマーケティングを推進しています。
コニカミノルタ プラネタリウム:https://planetarium.konicaminolta.jp
Web集客の施策や運用に関して、どのような課題を感じておられたのでしょうか?
阿佐さま:当社ではWebガイドラインを策定し、品質や正しい情報発信など複数のカテゴリーを定義しています。その中でもSEOはユーザーとの接点に直結する領域であり、社内のスキルアップや体制面の整備を含め、優先度の高いテーマと位置づけていました。
しかし当時の課題として、SEO施策の重要度が高いにも関わらず、社内におけるSEOへの理解や認知は十分ではありませんでした。
私たちは、国内外で300を超えるWebサイトを運営し、各サイトごとに運営委員を配置していましたが、知識やスキルにばらつきがありました。また、「SEOは重要である」という漠然とした認識はあっても、各担当も何から手を付ければよいのか分からない状況がありました。

数あるサービスの中から、SEO Dash! byGMOを選ばれた理由をお聞かせください。
阿佐さま:SEO Dash! byGMOを選んだ最大の理由は、使用するツール機能の充実度と導入後の手厚いサポート体制です。300規模でのコミュニケーションや問い合わせ対応を行うには、社内のリソースや知識だけでは限界がくると思っていました。その点、導入後に実際の運用支援や問い合わせ対応までサポートいただけることで、安心して体制を整えることができたのは大きなポイントです。
また、複数のサービスを比較しましたが、特にLumarというツールの機能でWebサイト単位でのプロジェクト管理ができる点や、メールでの通知機能、直感的で操作しやすいUIも魅力でした。初心者でも迷わず利用でき、さらに改善アクションまで提示されるため、基礎的な活用から高度な分析まで幅広く対応できそうな点は、大きな魅力に感じました。
健全性の可視化から具体的な成果創出までのプロセス
SEO Dash! byGMOを導入し、どんな変化を実感されていますか?
桑原さま:プラネタリウム事業の場合、著名人とのコラボ作品の上映やメディア露出、SNSでの話題性など、イベント内容によってアクセス数が大きく変動することがあります。以前は、こうしたアクセスの増減の直接的な原因を特定することが困難でした。
ですが、SEO Dash! byGMOを導入してからは、SEOスコアのような指標で客観的にサイトの健康状態を把握できるようになっています。これにより、突発的な外部要因に左右されることなく、純粋にSEO施策による影響を評価しやすくなりました。
また、サイト改善においても影響度と重要度を含めた優先順位が明確なので、「まずここを修正すべき」というネクストアクションがスムーズに理解できます。担当者はどこから手をつければ効果が得られるのか、迷うことなく効率よく改善を進められています。私のようなSEO初心者でも、具体的な改善策とその重要度が示されているので、非常に使いやすいと感じています。

実際の改善で印象に残っている事例や定量的な変化はありましたか?
桑原さま:アクセス数やリーチ数が増えただけでなく、サイトを健全な状態に保ち、インシデントを未然に防げていることが大きな価値だと感じています。印象的だったのは、サイトのパフォーマンスが急激に低下した時のことです。原因が分からず手を尽くしていたところ、Lumarが分析エラーを起こしていることをきっかけに、Google Botをブロックしていたことが判明しました。設定を修正するとパフォーマンスは大幅に改善し、改めてツールの有効性を実感しました。
阿佐さま:LEDパネル事業のリード獲得においても、大きな成果がありました。GMO TECHさんに並走していただいてリリースしたLEDパネルの製品ページのリニューアルでは、万博での展示事例などをコンテンツに盛り込んだところ、お問い合わせがコンスタントに入るようになりました。以前は数ヶ月に1件程度だったお問い合わせが、リニューアル後は月に3~4件、多いときには5~6件ほどいただけるようになっています。
実際のリニューアルページ:DYNAVISION-LED 特設サイト
桑原さま:お問い合わせの件数だけでなく、その「質」も向上したと実感しています。以前は、問い合わせのなかに温度感の低いものや売り込みのような内容も含まれていました。しかし、リニューアル後は私たちが接点を持ちたかった海外のテーマパークや博物館といった事業者さんからの、熱意ある問い合わせが増えています。届くべきところに届いている点でも、非常に効果を感じています。
SEO Dash! byGMOを活用する上でのサポートについて、印象に残っている点はありますか?
阿佐さま:GMO TECHさんとは、毎週定例ミーティングを実施させていただいています。そのなかで、Googleのアルゴリズム変動や、最新のSEOトレンド、最近活発化しているAI検索の動向など、私たちだけではキャッチアップしきれない情報を提供いただけて大変参考になっています。
桑原さま:導入初期はSEOの知識がほとんどない状態でしたので、SEO Dash! byGMOで示される課題や改善提案の意味を理解するのに苦労する場面もありました。しかしその都度、GMO TECHさんの担当の方に質問させていただくと、「これはこういう理由で、こうすると良いですよ」というように、分かりやすく説明していただきました。おかげで、具体的な改善策を実行し、成果に繋げることができています。
SEO Dash! byGMOだから実現できる「自走できる体制構築と効果の最大化」
今後、GMO TECHと一緒に取り組んでいきたいことはありますか?
桑原さま:社内にSEO運用を担える人材をもっと育成し、より多くのサイトでSEO Dash! byGMOの効果を最大化していきたいと考えています。今後は効果的なコンテンツ制作にも取り組んでいきたいので、GMO TECHさんには教育的な側面からのサポートや、社内へのノウハウ浸透を引き続き期待したいです。

(右)コニカミノルタ株式会社 デザインセンター ブランドエクスペリエンス部 阿佐 崇さま
最後に、SEO Dash! byGMOの導入を検討されている企業様へメッセージをお願いします。
阿佐さま:SEO Dash! byGMOは、高機能でありながらも、導入後のサポート体制が充実しており、SEO施策の初心者の方でも安心して活用できると思います。集客や運用効率化に課題を感じている企業様には、ぜひおすすめです。社内の品質管理や、事故防止といった観点からも、非常に有効なツールだと確信しています。
桑原さま:私自身、SEOについては全くの初心者でしたが、GMO TECHさんのサポートのおかげで、自走できるレベルまでスキルアップできました。「SEO対策を実施したいけれど、何から始めれば良いか分からない」といった企業様には、ぜひ一度試してみていただきたいです。リテラシー向上にも繋がる、非常に価値のあるツールだと思います。
本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。“任せきり”ではなく、“共に育てていく”という視点がとても印象的でした。
これからも、パートナーとして頼っていただけるよう、誠実にサポートを続けてまいります。
